Laboratory 24

ラボラトリー 24

typography

2018-01-23

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夫が今月から欧文文字組みのプロによる講習を受けるようになってから、夫婦の会話の中でタイポグラフィーについて話題になることが多くなった。私自身は大昔に制作プロダクションで、グラフィックやDTPデザイナーとして勤務していた時に指導された程度しか知らず(例えばAとWの間は他の文字間よりも詰めるとか)、実際のプロの文字組みはほとんど知らないと言っていいし、WEBデザインになってからは、基本的にはデバイスフォントか画像としてフォントを表示するか2パターンしかなく、画像にする欧文の文字列(例えば見出しの文字)の場合はPhotoshop上で「オプティカル」のカーニング=デフォルト機能しか使わず、1単語ずつ丁寧に文字間を詰めたり空けたりする作業なんてほとんどしない。デバイスフォント指定の場合はcssでletter-spacing設定でするのだけど、わざわざ個別に見出しタグは0.1emで、pタグは0.2emなど細かく設定なんてしない。

と、デザイナーのくせに欧文文字組みなんてしない自慢をしたけど(笑)、個人的に思うのはWEBという媒体だと、端末やブラウザによって見え方や文字詰めが違ってくるので、例えばMacのSafariで見るのと、XperiaのAndroid8で見るのでは全然世界になってしまう。もちろん最近は使えるWEBフォントが増えてきたのだけど、WEBで文字詰めを気にしてもエンドレスな、不毛な論争になりそうなので、私はWEBの文字組みについて語るつもりはない。(笑)

が、が、紙となると話は別で、名刺やブローシャー、ロゴ、パンフレット、チラシ、カード、雑誌の切り抜きなど、特に海外旅行に行った時に出会った印象に残るデザインの紙ものを、持って帰ってきてはコレクションしている。というのも紙というのは残るし、手元でいつまでも見ていられるし、端末ごとに違うということは起こりえないから、誰が見てもそこで世界が完結している。

13年以上デザインの仕事に携わってきて一応わかるのは、「美しい文字組みは存在する」ということだけ(笑)。かなりの量のデザインされた紙ものを見てきたことは確かで、経験としてはあるけど、いざ自分ができるかといったら全然で、奥が深い〜世界のようです。どうやら文字組みをちゃんと学ぶと、10年は軽くかかるとか。。。個人的に私レベルでも美しくない文字組みだと分かるのは、日本語フォントの欧文や数字。ヒラギノ明朝のアルファベットはどう見ても美しくない。まぁWindowsのMS明朝よりはマシなのかな?(笑)
ちなみに過去世界12ヶ国行った中で街に存在するグラフィックデザインが優れていると感じたのはイギリス、ロンドン。まぁアジアの国が多いし、洗練されていると言われる北欧はまだ行ったことがないので、北欧に行ったら首位は変わるかもしれない。

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